広大地とは、その地域における標準的な宅地の地積に比して著しく地積が広大な宅地で、開発行為を行うとした場合に公共公益的施設用地の負担が必要と認められるものをいいます。
広大地の評価は次に掲げる区分に応じ、それぞれ次のように評価され、相続税額計算上の評価を大幅に下げることが出来ます。
(1)広大地が路線価地域に所在する場合
広大地の価額=広大地の面する路線の路線価×広大地補正率×地積
広大地補正率=0.6-0.05×(広大地の地積 ÷1000㎡)
(2) 広大地が倍率地域に所在する場合
その広大地が標準的な間口距離及び奥行距離を有する宅地であるとした場合の1当たりの価額を、上記(1)の算式における「広大地の面する路線の路線価」に置き換えて計算します。
広大地の適用は、マンションに適した土地には適用されない等の注意点がありますので、その適用に際しては税理士に相談する等してください。